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認知症の原因

認知症の原因

認知症とは、身体に現れる症状のことで、病名ではありません。認知症の原因は様々な要因があります。


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認知症の6割以上の原因はアルツハイマー型認知症です。



アルツハイマー型認知症の発症のメカニズム[1]

認知症の6割以上を占めるアルツハイマー型認知症の発症のメカニズムは以下の通りです。

脳の中で海馬と呼ばれる部分があります。この海馬は最近の事を覚える機能を担っています。 勉強での記憶や日常生活での出来事などの記憶は一旦、この海馬に保存されます。 海馬に保存されたデータは整理整頓され、必要なデータや印象的なデータが大脳皮質に保存されます。 アルツハイマー型認知症はこの海馬の細胞が減ってしまい、海馬が委縮することで発症します。 この為、アルツハイマー型認知症を発症すると古い記憶は残っていますが、新しい記憶は覚えていないという症状が現れます。


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海馬が委縮する原因はアミロイドβと呼ばれるたんぱく質です。 アミロイドβは脳が活動する中で老廃物として生成される物質で、この老廃物であるアミロイドβがシミとしてたまり脳の神経細胞に悪影響を与えることで脳が委縮することが判っています。

このようにアミロイドβが脳に溜まることで認知症が進行します。認知症は20年以上かけてゆっくり進行すると言われています。 実際、アミロイドβは40歳代、50歳代からたまり始めています。認知症発症を防ぐには、40歳代、50歳代からの予防が重要となります。



軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)

軽度認知障害(MCI)とは認知症の前段階の状態を指します。認知症ほどではないにしても、何らかの症状が現れてきている状態です。 MCIの原因となる疾患を放置しておくと、年間10%の人が認知症へ移行すると言われています。[1]

認知症の原因で示したように認知症の原因はアルツハイマー型だけではありません。MCIの状態で適切な処置を行えば、認知症が改善する場合もあります。 又アルツハイマー型であったとしても、生活習慣の改善等で認知症への進行を防ぐことが可能です。これらのことから、MCIの早期発見が認知症を防ぐ鍵となります。

日本の認知症人口は462万人と言われています。又認知症予備軍のMCIの人口は400万人と推定されており、この数字は65歳以上の4人に1人、 又、日本の総人口の15人に1人は認知症もしくは認知症予備軍ということになります。




[1]テレビ朝日 林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル 2015年09月08日

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